ボランティア募集

「西田商運株式会社」緊急支援物資トラック運送防災協定

NPO法人「日本九援隊」は、5年前の熊本地震で、福岡県が市民から募集し、福岡県直方総合庁舎を埋め尽くしていた緊急支援物資が、必要とされないまま保存期限が迫り、もはや廃棄処分するしかないところを、県から相談を受けました。
 その後に発生した鹿児島県垂水市の台風被災地や震度6弱の揺れに襲われた鳥取県倉吉市に緊急トラック輸送をして、大事な支援物資を無駄にすることなく、大半の緊急支援物資を被災地に有効に輸送して、被災地だけではなく県行政をも援けた実績があります。
 これは、「日本九援隊」が熊本地震発生翌日から毎日40回以上緊急物資輸送を実施するなど、長年に渡る被災地支援の経験と実績を積み重ねていたからこそ可能であった災害ボランティア派遣でしたが、それでも素人3人が交代で仮眠をとりながらレンタカートラックを長距離運転することは、やはり安全面では問題があると感じていました。
 そこで、いつも日本九援隊を後方支援してくださっている古賀マリ男さんのご紹介で、災害直後の緊急支援物資輸送にトラックをご提供くださる福岡県糟屋郡新宮町に本社がある創業50年の「西田商運株式会社」の西田会長と「日本九援隊」との間で防災協定を締結することになりました。

 福岡県が要請していた「まん延防止等重点措置」を飛び越えて、政府は5月いっぱい「緊急事態宣言」に福岡県も加えるとのことです。これで梅雨前までに大牟田被災地や朝倉被災地に災害ボランティアを派遣し、復旧作業に入ることはかなり難しくなりましたが、災害はコロナ禍であっても容赦なく襲いかかってきますので、「日本九援隊」は緊急事態宣言中もできる対策を一つ一つ推進して参りたいと思います。

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