【令和学校長 防災アドバイスNo.3】
5月20日(木)から改正災害対策基本法が施行され、警戒レベル4「避難勧告」は廃止され、「避難指示」に一本化されます。
指示・勧告の見直しは、1961年の基本法制定以来初めてのことです。
これまでの「指示・勧告」は、確かに違いがわかりにくく、逃げ遅れにつながったり、一昨年の梅雨末期豪雨の際、鹿児島市全域に発令された警戒レベル4(全員避難)の意味が、鹿児島市民全員避難と誤って伝わり、3500人の避難者が一部の避難所に一成に押し寄せて大混乱した教訓から、警戒レベル4を避難指示に一本化して「危険な場所からの全員避難」とし、小中学校や公民館に行くことだけが避難ではないと、「難を避ける」4つの方法を示して、崖下や川そばなどの危険な場所からの全員避難となりました。
新しい警戒レベルで臨む初めての梅雨を迎えようとしています。
変異株の蔓延により避難所への避難がますます困難になっており、安全な避難先を普段から考えておくことが必要です。
皆様、万全の備えをお願いします。