令和学校

オリンピック開会式朝日新聞コメント記事

7月24日の朝日新聞朝刊に掲載された東京オリンピックへのコメント記事です。

災害ボランティアに対する無関心が、コロナ前に比べると明らかに拡がてきたところに、東京オリンピックで拍車がかかったように感じます。

オリンピックのアスリート達には心より頑張っていただきたいですが、今もオリンピック祭りの陰で、苦しんでいる多くの被災者がいます。
政府がオリンピックを応援するのと同じくらい被災地を支援していれば、復興五輪と世界中に胸を張れたのにと、戦後間もない古い災害支援関連法令を今尚改正できない政府に最大のチャンスを失ったと諦めのような失望を感じております。

どうして行政は災害ボランティアを毛嫌いするのかというと、災害ボランティアが行政に失望した被災者の最後の拠り所となっているからです。大会ボランティアのように、都合の良い文句を言わないボランティアは優遇し、うるさい災害ボランティアは無視をするのでは、東京オリンピックで完全に失われた信頼は回復することはできないでしょう。

法律を改正し、行政の信頼を回復できるのは政府や国会議員、自治体の首長です。大会は成功して欲しいですが、何故国民の信頼を失ったのか、政府には、謙虚にコメントを見て大会後も反省していただきたいと思います。

コメントを残す

*